2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧
ようやく文科省から福島県の土壌メッシュ調査の結果が発表されました。 このために全国の大学から人も機材も駆り出されて研究ができなかったのですが、、、 というか、原子核物理関連実験施設が軒並み被災してしまって実験ができないのでこの調査に協力した…
京都の大文字焼きで焼こうとした陸前高田の松の薪を島津テクノリサーチ社が分析した結果、薪の松の皮から検出された137Csが588Bq/kg、134Csが542Bq/kg、だそうです。 この陸前高田の薪の状態がどんなもんであったか、堀田さんが保存会に聞き取り調査してくれ…
今月最初に書いた、以下の宮城県の放射線量調査のその後です。 [放射能]宮城県の放射線量調査 http://d.hatena.ne.jp/kaztsuda/20110803/1312388582 元々は南三陸町から、津波で甚大な被害を受けて放射線の調査まで手が回らないから、と大学に依頼があったも…
前回カタログスペックだけからレビューした、フリスクケース推奨の激安サーベイメーターキットですが、公的機関による評価が載ったようです。 しかし。。。校正の結果を見ると、137Cs相当で、検出できるガンマ線の感度は、20cpm/Sv/h程度。 いわゆる「ポケッ…
ポケットシンチレーター DoseRAE2 PRM-1200を入手して色々使ってみました。 実は前回の計測でもアロカTCS-171と一緒に使ってみて、色々クセなどを調べてみたのでした。 大雑把に評価すると、以下のようになります。良い点: シンチレーター方式としてはおそ…
どこから知ったのかもう忘れてしまいましたが、こんな線量計が発売されているそうです。 http://www.radiation-watch.org/p/blog-page.htmlセンサーはSi半導体、PINダイオードを使った、エステーの安価な線量計と同じ方式です。 キット販売ですが、半田付け…
元々今回の宮城県沿岸部の放射線の測定の目的は、津波被害を受けた地域の自治体が放射線対策の必要性を検討するにあたって、大学へ調査の要請があったためでした。 宮城県内で津波の被害を受けた地域は、津波被害からの復興対応で追われ、放射線のリスク評価…
温泉旅館でよく一人鍋用に出てくる固形燃料、以前に1合のご飯を炊くのにジャストフィット、と紹介しました。 色々実験してみたのですが、この固形燃料一つで500ml前後の水を沸騰させられるだけの熱量があります。 500ml!、意外に多い、と思いませんか?! …
堀場 PA-1000 Radi、今回の震災で放射線対策として宮城県がまとめて購入した機種で、各市町村の小中学校や幼稚園などに配布されているようです。 シンチレーター式のサーベイメーターの中では比較的安価で使いやすい機種という評判です。 今回の沿岸部の測定…
先週末、宮城県沿岸部の放射線量調査に行った帰りに、たまたま宮城県北部のウシ農家の方とコンタクトがついたので、放射性セシウム汚染わらの実態のヒヤリング調査に行ってきました。 こちらの宮城県の調査のように、県内各地でかなり広範囲に汚染わらが生じ…
先週の土日と、三陸沿岸部の放射線量の測定に行ってきました。 とりあえず今回の調査分として、東北大学理学部田村研の金田さんがまとめてくださったマップがこちら→http://t.co/SbAQ6iT データがこちら→http://t.co/Csg4DY0 です。元々、文部科学省が子供へ…
震災中、仙台市中心街はさほど建物の被害はなかったものの、ライフラインの全てが失われ、米や水があっても食べ物の調理ができず、すぐに食べられるお菓子やパンなどを求める人が大勢出ました。あらかじめカセットコンロを一つ持っていれば調理の心配は要ら…
混乱している割に正確な情報はなかなか得られなくて困っている放射能汚染問題です。 震災時、野積みしていた腐葉土や、田んぼに敷きっぱなしだった藁から由来する堆肥など、知らないで買ってしまったが使ってよいものかどうか迷っている人も多いと思います。…