ぼくはこの激安サーベイメーター、「シリコンガイガー」と名付けたいと思います

前回カタログスペックだけからレビューした、フリスクケース推奨の激安サーベイメーターキットですが、公的機関による評価が載ったようです。
しかし。。。校正の結果を見ると、137Cs相当で、検出できるガンマ線の感度は、20cpm/Sv/h程度。
いわゆる「ポケットガイガー」と比べても、ちょっと感度が悪い。
ただ、ある程度線量が高い領域では、リアリニティはかなりいいですね。
結論としては、ヘンなものを拾ったりしない、という意味では、だいぶ信頼できる値を出るとは思いますが。
色々見ると、平べったいPINダイオードを8つパラで並べるなど、色々工夫してるんだなぁ、という感じはしました。
ただ、かなり線量の高い領域ではサチってる様子が見られるなど、特製としてはGM管そっくりかなぁ。

しかしこれ、ワイルドな環境を測定すること考えると、キャリブレーション134Cs+137Csを1:1に含まれる標準線源でやるのがいいんじゃないかなぁ?
だいたい今ごろはベクレル数換算で、134Cs:137Cs = 0.8:1 くらいだそうです。
震災直後は、1:1だったのが、134Csの半減期の分、ちょっと減ってきている、という話でした。

色々考えると、このSi半導体のPINダイオードを使ったサーベイメーター、「シリコンガイガー」とか読んであげたほうが、機器の特製としても機能としても、正確じゃないですかねえ?!