災害時でもできる絶対失敗のないお米の炊き方

震災中、仙台市中心街はさほど建物の被害はなかったものの、ライフラインの全てが失われ、米や水があっても食べ物の調理ができず、すぐに食べられるお菓子やパンなどを求める人が大勢出ました。あらかじめカセットコンロを一つ持っていれば調理の心配は要らないのですが、それ以外の方法として、お米を失敗無く簡単に炊く方法を紹介します。

準備するもの

  • 一人用土鍋
  • 一人鍋用固形燃料(20g又は25g)
  • 米一合
  • 米と同量の水

調理器具は全て100円ショップで手に入るものです。

調理方法

  1. お米を研いでおきます(もしくは無洗米)。
  2. お米と同量の水を正確に計り、お米と一緒に土鍋に入れます。
  3. 土鍋の蓋に穴が空いている場合は穴を塞いでおきます。
  4. 固形燃料をセットして、火を付けます。

以上でおしまい。火加減も何も手間は要らず、20分後にはご飯が炊けています。

解説

ポイントは、あらかじめ固形燃料の火力が一人用鍋の容量に最適化されていることと、固形燃料の火加減が「はじめちょろちょろ中ぱっぱ」とご飯を炊く火加減そのもの、ということです。
下手にキャンプ用のコッヘルやカセットコンロでご飯を炊くよりもずっとお手軽で失敗が少ないです。
固形燃料は、20gのものと25gのものが出回っているようですが、25gの固形燃料ですと多少火力が強く、おコゲも楽しめます。
おコゲは要らないという場合は、20gのものを使うか、もしくはお米の量を多少増やしてください。
被災中のことを考えると、あらかじめ無洗米を1合づつ小分けにして保存しておいたほうがよいかもしれません。

応用編として、割きイカや貝柱や昆布など、酒のつまみの珍味や調味料と一緒に炊くと、炊き込みご飯になります。
以上、分量はお好みで、一度やってみればコツはわかりますので、是非お試しを。